シアタープレイタウンについて
週末限定で映画上映、秋田市のプレイタウンビル
1月に映画館「秋田シネマ旭」が閉館した秋田市南通亀の町(通称・有楽町)の「プレイタウンビル」に、新たな映画館が生まれる。5月末から週末限定で上映する「シアタープレイタウン」で、同ビルの管理人を務める元木崇支配人(38)は「良質な作品で熱心な映画ファンを呼び込みたい」と話す。
 上映は5月30日から毎週金、土、日曜の3日間だけ。時間や料金は未定。当面はアジア映画の佳作など「秋田ではなかなか見ることのできない、芸術性の高い作品」(元木支配人)をラインアップしているのが“売り”だ。
 また、映画サークルなどによる上映会のための会場貸しも始める。元木支配人は「音響設備も整っているのでぜひ利用してほしい」とアピールしている
(さきがけonTheWebより)
カンヌの名作など、週末限定映画館オープン シアタープレイタウン
秋田市南通亀の町のプレイタウンビルに30日、アジアやヨーロッパのカンヌ映画祭受賞作品などを限定して上映する映画館「シアタープレイタウン」がオープンした。今年1月に撤退した「シネマ旭」の跡地。郊外型全盛の中、金土日曜限定の名画座がよみがえる。

 開館2週間はカンヌ国際映画祭などで高い評価を受けたイランのアッバス・キアロスタミ監督の6作品を。その後も00年同映画祭グランプリを受賞した中国のクー・チャンウエイ監督の「鬼が来た!」など芸術性の高い作品が続く。

 元木崇館長は「大作を上映する郊外型シネマコンプレックス(複合型映画館)の勢いに押されているが、街中の映画館として可能性を模索したい」。秋田市の川辺志乃さん(26)は「秋田は映画ファンが少ないが、若い人がもっと名画に関心を持ってほしい」と話していた。【津村豊和】
(2003年5月31日毎日新聞東京地方版から)
週末映画館ファンつかむ/「有楽町」復活
雑紙・インターネット参考に映画選び
かつて映画館が並び「有楽町」と呼ばれた秋田市南通亀の町で、一度は閉館した映画館を、ビル管理業の元木崇さん(38)が週末限定の「 シアタープレイタウン」として復活させた。

開館から約4カ月。封切り映画ではなく、ミニシアターにかかるような「芸術作品」が中心だ。「首都圏でしか上映されない映画が見られて感激」とファンの心をつかんでいる。

50年代、「有楽町」には10軒以上の映画館が軒を連ねた。しかし、娯楽に占める映画の「地位」が下がるとともに、映画館は年々減少した。2年前、同市御所野のショッピングモールに、大駐車場と最新の8スクリーンを備えたシネマコンプレックス(複合型映画館)「TOHOシネタウン」がオープンした。一方、「有楽町」ではプレイタウンビルの映画館「シネマ旭」が今年1月に閉館し、残り2軒となった。

プレイタウンビルの管理を任されている元木さんは、閉館後もメンテナンスのため、2週間に1度、映写機を動かしていた。客のいない劇場に「カラカラッ」とフィルムが入っていない映写機の乾いた音だけが響く。「どうせならフィルムもお客も入れて回したい」と思うようになった。とはいえ、映画を見るのは多くても月に2回ほど。素人同然だった。

知人の映写技師や東京都渋谷区のミニシアター「ユーロスペース」などに助けられて、フィルムの掛け替えを覚えた。古くなったトイレの周りや入り口などは、自分でペンキを塗り直した。今年5月、念願の開館にこぎ着けた。客の入りや自分の仕事を考え、金、土、日曜日の週3日間だけ1スクリーンで上映する。

雑誌やインターネットを参考に、秋田でなかなか見られない芸術作品を選び、1、2週間で替える。開館から2週間は「桜桃の味」で97年カンヌ国際映画祭のパルムドール賞を受けた、イラン人のアッバス・キアロスタミ監督の6作品を特集した。その後、日本兵と中国の村人の交流を描いて00年カンヌ国際映画祭でグランプリをとった「鬼が来た!」などを上映。26日から3日間は、01年モントリオール映画祭でグランプリを受けた「少女の髪どめ」を上映する。

元木さんは客からよく話しかけられる。「素晴らしい映画をありがとう」。そんな時「映画好きが集まってくれている」と実感する。
「自分が選んだ映画に集まった人で、いつか劇場をいっぱいに埋めたい」。そう願っている。
Asahi.comの記事より
[TOP]